不動産購入について
お客様が実際に物件を購入されるまでの簡単なフローチャートをご用意いたしました。物件購入の手順の参考に御覧ください。
1.資金計画を立てる
先々までのローンの計画、頭金などの予算を立てます。収入と照らし合わせてみて、将来的にも無理なくローンが払っていけるかどうか、十分に検討する必要があります。
2.条件を決める
近くに駅があるか?買い物には便利か?などの周辺環境や、日当たり、ガーデニングなどができる庭など、自分のライフスタイルに合っているか?また、将来的な家族計画に当てはまっているか?また、ビジネスなどを視野に入れる場合は、駐車場の条件、立地条件なども重要になります。自分が何を求めるか、何を優先させるかをはっきりさせることがポイントです。
3.情報を集める
予算、条件が決まったら情報収集しましょう。雑誌、インターネットなど常に新しい情報を収集することが大切です。集まった情報の中からいくつかピックアップし、さらに細かな情報を収集することもポイントです。
4.現地見学周辺環境のチェック
実際に物件を見学に行ける場合は、物件自体の入念なチェックの他、周辺環境、交通のアクセスなどを実際に見て来るのも重要なポイントです。交通機関や商店や学校や病院からの距離、また騒音、公害の有無なども含みます。その他、交番や警察署への距離、外灯の有無など治安の面でも周辺環境は非常に重要な要素となります。
5.購入物件のチェック・決定
家族との相談も済み、返済、条件、環境も考慮の上、自分に最適な物件が決まったらいよいよ購入手続きに入ります。
6.買い付け証明書
「買付証明書」は買主の意思表示を証明するものです。その物件を本当に購入する意思があるかを売り主に証明する書類です。売り主によっては、同時に申し込み金が必要な場合もありますが、申込金は手付金ではなく、あくまでも売り主に対する購入意思の提示です。もちろん契約時には手付金に充当されますが、買付段階では申し込みをキャンセルすれば戻ってくるお金です。
7.重要事項説明・契約・手付金の支払い
契約の上での重要な説明を確認、承認し、契約に入ります。ここで初めて手付金が必要となります。(通常売買価格の5%~20%位)さきほどの申し込み金を支払った場合は、その金額に付け足す形でも構いません。
8.ローンの承認を受ける
各金融機関にてローン契約を結びます。ローンの承認が下りるには金融機関にもよりますが、大体2週間程度かかります。
9.リフォーム見積もり・手配
リフォームをお考えの方は、専門業者にリフォームの見積もりの依頼が必要になります。
10.決済・登記を行う
金融機関による融資によって得た資金を、売主、不動産会社に支払います。そのほかに売買において発生する諸費用(年の途中での固定資産税の支払いの配分、未払いのマンション管理費の負担の配分など)を売買契約書にしたがい決済します。
次に登記を申請します。不動産登記を登記所に申請する手続は、登記の専門家である司法書士に委託。申請する登記は、売買物件の所有権移転登記、売買物件に対する新しい抵当権の設定登記、既存の抵当権の抹消登記などです。不動産登記の申請の場合、通常、翌日に持ち越すことはできません。残金決済をしたその日のうちに登記所の窓口に申請する必要があります。また、確定申告が必要な方は、申告をしなければならないかも考慮する必要があります。
11.引き渡し・入居
決済、登記が終了して、いよいよ物件の引き渡しを迎えることができます。鍵の受け渡しにより無事、入居を迎えます。
12.ローン契約・返済スタート
「住宅ローン契約書」などの契約内容に添ったローンの返済がスタートします。
13.確定申告
確定申告が必要な方は、翌年の2月16日から3月15日までに納税する必要があります。万一、3月16日以降に提出した場合、税務署の調査による更正、決定を予期したものでなくても5%の無申告加算税が課されますので注意が必要です。(原則は15%)